仲間を知る Member

日々仕事に向き合い、時に悩みながら、それぞれの目標を達成していく。
そんな先輩社員の仕事に対する姿勢・想いを紹介します。

Member01

チーム一丸で課題解決に向かう風土が根付いている

就活にあたって、私は当社を第一志望にして説明会や面接に臨みました。中空シリカなどの特殊な形状の材料をいくつも製品化している高い技術力と、若いうちから責任のある仕事を任せてもらえることに魅力を感じたからです。面接では、私の入社したいという気持ちが面接官に伝わった気がして、この会社なら……と入社を決めました。

入社後は、希望通りさまざまな開発テーマを任せていただき、貴重な経験を積むことができています。その一方で、責任の大きさを実感し、早く独り立ちして上司の期待に応えたいという気持ちが強くなる一方です。

 

現在は半導体研磨用のナノ粒子の研究開発に携わっています。大学での研究とは異なり、量産に向けたスケールアップの過程で思いもよらない問題が次々と立ちはだかり、試行錯誤の日々が続いています。しかし、周りには相談できる先輩方がたくさんいて、チーム一丸となって課題解決に向かう風土が根付いています。その一員として、日々実験を繰り返し、課題を一つずつクリアしていくことで、自分の開発した材料がIoT時代を支える製品となる日が近づいていることを実感しています。

こうした経験を通して、私が大切にしている思いは、自分独自の考え方や視点を活かすことで、今までになかったような製品を開発するというものです。その実現のためには、自分の専門分野だけでなく視野を広げるとともに、何事にも全力でぶつかり、やり抜く強い気持ちが必要だと思っています。それが若手社員の特権であり、たとえ結果が失敗に終わっても、全力で取り組んだことが糧となり、より大きな成果につながるはずです。

このことを肝に銘じて、これからも全力で仕事にぶつかっていきたいと思います。

ある1日のスケジュール

Member02

職場のサポートと会社制度の充実で安心して働ける環境が整っている

私は石油精製に使用されるFCC触媒の開発に携わっています。会社の主力製品の一つであり、お客様のニーズに合った性能を目指して、触媒調製法の検討を行うことが私のミッションです。大学時代に触媒に興味を持ち、就職するなら触媒メーカーにと希望していた私にとって、思い通りの仕事に就くことができ、充実した日々を送っています。

入社して感じたのは、若手でも重要な仕事を任せてもらえるということです。私の場合も、入社1年目からお客様に納品する素材の開発を担当し、製造試験まで責任を持って行いました。もちろん一人でできるわけではなく、フォロー体制はしっかりしています。週2回の頻度でミーティングを行い、上司や先輩方から細かいアドバイスをもらうことができますし、私の考えもしっかり聞いていただくこともできます。

 

また、製造試験では、ラボを出て製造現場に出向き、試験結果を見ながら製造部の方々と打ち合わせを行います。この経験を通して、製造装置とその仕組みを知ることができ、また、製造現場の方々に顔を覚えてもらうことで、仕事の幅が広がったように思います。

当社は男性社員が多いことは事実ですが、女性にとっても安心して働ける制度が整っています。多くの女性社員が産休・育休制度を利用しており、職場復帰してバリバリ仕事をされています。また、有給休暇も取りやすく、製造試験などで残業が多くなったときは、フレックスタイム制度を利用して別の日に早く帰ることも可能です。

このような恵まれた環境のもとで仕事に全力投球し、いつか私にしかできない魅力ある製品を開発したいと思っています。

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Member03

自分の裁量で仕事を進められ、誇りとやりがいに繋がる

当社は全社員の3分の1を研究員が占めており、研究開発投資もしっかり行っています。また、就活中に訪問した際、社内の雰囲気が明るく、この会社なら自分の力が存分に発揮できるのではないかと思って入社を決めました。

実際に入社してみると、想像していた以上にフランクな社風で、上下間のコミュニケーションはとても良好です。また、若いうちから自分の裁量で仕事を進めることができるのも大きな特徴です。大学時代の友人と話しても、こんな会社はあまりないように思います。しかし、その分、自己管理をきっちり行うことが必要で、その意味では厳しいと言えるかもしれません。例えば、有給休暇はほぼ自由に取れますが、それは自分で仕事のスケジュール管理をしっかり行っていることが前提となります。

 

入社1年目は石油精製触媒の研究開発を担当していましたが、2年目から石油精製触媒営業部に所属しています。営業といっても、値決めや契約を行うのではなく、専門知識を武器にした技術サービスが主な仕事です。具体的には、納入した製品が問題なく性能を発揮するための運転のサポートや、さまざまな条件下での性能の推定などで、自分が出した技術見積が通って売上に結びついたときは、大きな達成感があります。

営業部への異動が決まったときは正直戸惑いましたが、若手のうちから国内外のお客様を相手に、会社を代表する技術者として仕事ができることに、今では誇りとやりがいを感じています。

研究職はもちろん、営業職においても、学生時代に培った物の考え方や新しい課題への取り組み方は今も仕事の土台になっています。ですから学生の皆さんには、これまで打ち込んできたことを大切にして、その上に新しい経験を積み重ねていってほしいと思います。

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Member04

入社1年目から新工場の立ち上げに参画

大学院で有機触媒を専攻した私は、他にはない独自技術を持っていることに惹かれて当社に入社しました。てっきり研究職に就くものと思っていましたが、配属されたのは触媒製造部。しかし、戸惑いよりはモノづくりの現場で働くことに好奇心と魅力を感じ、すんなり職場になじむことができました。

配属されて間もなく、新工場の立ち上げに参画しました。さまざまな関係部署の人が力を合わせて、設備面や品質面の問題を克服しながら、安定生産を実現していく過程に携われたことは、貴重な経験となりました。また、そんな重要なプロジェクトのメンバーに入社間もない私を加えていただいたことに、大きなやりがいを感じました。

 

現在は担当の工場を持ち、原料の発注から製品完成までのスケジュール管理や品質管理、設備の自動化検討、生産工程見直しによる作業負荷の軽減、コストダウン検討などに携わっています。簡単な仕事ではありませんし、責任も重大ですが、自分で考えた改善が数字となって現れ、収率アップやコスト削減などにつながったときは、大きな充足感があります。

もちろん一人でできることではなく、現場の作業員の方々にやろうとしていることを理解していただき、協力してもらうことが不可欠で、コミュニケーション能力、ひいては人間力が試されます。その結果、作業負荷が軽減し、作業員の方々に喜んでもらえたときは、この仕事をやっていてよかったと感じます。

このように、当社には若いうちから仕事を任せてもらえる風土があり、意見交換も自由闊達に行える社風があります。そこで力を発揮するためには、物事をさまざまな角度から見ることができ、いろいろな人とコミュニケーションをとれる能力が必要です。学生の皆さんには、専門分野の勉強だけでなく、他分野にも興味を持ち、普段接することのない人と積極的に交流し、経験値を上げることをお勧めします。

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Member05

挑戦を後押しする風土の中、仕事に全力投球

私の仕事は、お客様から依頼を受け、お客様が独自開発した触媒と同等、もしくはそれ以上の性能を持つ触媒を試作し、最終的には量産に結びつけることです。この仕事の難しさは、お客様が求める触媒に関する情報がまちまちなことです。例えば、その製品に求める性能の数値のみを指示されるだけの場合もあり、あとは手探りで試作を行います。限られた情報で、お客様が求める性能の材料をつくり出すのは容易ではありませんが、難しければ難しいほどファイトが湧いてきて、あっという間に1日が終わってしまうことも珍しくありません。

 

そんな私が何よりありがたいと思うのは、比較的自由に仕事ができ、新しいことに挑戦することを後押ししてくれる当社の風土です。その分、責任も伴いますが、それを補ってあまりあるほどのやり甲斐を感じています。

また、身近に尊敬できる人がたくさんいることも魅力の一つです。その筆頭が、元社長で技術者出身の小松顧問です。お話をすると、専門分野が違うのに、参考になるアイデアや考え方がどんどん出てきて、常に新しい発見があります。いつかは小松顧問のような存在になることが私の目標です。

学生の皆さんには、やりたい仕事は妥協せずに追い求めてほしいと思います。私自身、面接では自分の希望や思いの丈をぶつけ、会社もそれに応えてくれました。自分の夢を簡単に諦めず、粘り強く就活をしてほしいと思います。

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Member06

管理部門の仕事の意義と面白さを実感

入社後、研修を経て配属されたのは北九州事業所。九州に住むのは初めてのことで、赴任時に大変わくわくしたことを覚えています。北九州事業所では、日々の業務は勿論ですが、各種イベントの企画運営も担当しました。地元のお祭りへの参加、近隣小学校への出前授業(実験講座)、寮での餅つき大会など、社内外のさまざまな人への依頼や連絡・調整等を経験することで、組織の仕組みや、段取りの大切さなど、企業人としての基本を叩き込まれたように思います。

 

その後、本社に転勤してまず命じられたのは、統合基幹業務システム(ERP)プロジェクトの人事部会への参画です。人事部会は、勤怠管理システム、人事・給与計算システムの構築を目的としていました。部会メンバーに加わった当初は、勤怠管理や、給与計算に関する知識が浅く、戸惑うことばかりでしたが、プロジェクトメンバーやベンダーさんから教示や協力を頂きながら、予定のスケジュールで無事に本稼働を迎えることができました。この経験により、管理部門の仕事や業務の流れ全般を理解することができ、この仕事の意義と面白さを実感しました。

これまでの私の経験を通して学生の皆さんにお伝えしたいのは、会社にはいろいろな業務・職種があり、各々が重要な役割を果たしているということ。文系の場合、営業職を志望する人が多いようですが、もっと視野を広く持って就活をしてみることをお勧めします。

まだまだ未熟な私ですが、将来的には「公私とも頼られる人間になる」ことが目標です。仕事でもプライベートでも、「島津に頼めば…」と言われるような存在になることを目指して、これからもがんばります。

ある1日のスケジュール

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