仲間を知る(技術系)

原料から製品が生まれる、その過程のすべてに技術の力があります。研究・開発、製造技術、技術営業といった技術職は、新しい価値をつくり出す存在。
コーポレート職が整えた基盤の上で、現場と顧客をつなぎ、ものづくりの最前線で社会を動かす技術を磨き続けています。

Interview





素材に魅せられた学生時代を経て、思いがけない研究職へ

高校時代に魅了されたのは「同じ元素でも用途がまったく違う」化学の奥深さ。例えば、チタンが化粧品から航空機部材まで使われる多様さに惹かれて工学部へ進学しました。就職は夢に素直に研究職を志望。 ただ、学部卒での就職だったため、難しいだろうと思っていました。
ところが配属は思いがけず研究・開発部門。ゼオライト触媒の研究に携わることになり、働きながら研究を学べることに喜びを感じました。

研究者同士よく話す職場。工業スケール実現の壁を乗り越える

2年目には早くもお客様案件を担当。ラボスケールでできることが工業スケールでは通用せず、撹拌や昇温など繊細な条件の違いで、目的が実現できないことに悩まされました。しかし、研究者同士の相談や雑談が盛んで、多くの人に知恵を借りられるのがこの会社のいいところ。研究過程においては、出張が多く毎月のように各地に飛んでサンプルの評価をお客様に直接聞く機会に恵まれています。仕事きっかけの旅がなかなかの楽しみです。

今の夢は、知識×人柄で周囲を導く研究者になること

この仕事で大切にしているのは人とのつながり。評価結果もメールより電話で聞くなど、より信頼を築きやすいコミュニケーションを心掛けています。尊敬する上司のように、知識と人柄で周囲を導ける研究者になるのが夢です。

数十グラムの試作から数百キロの納品へ

入社して初めてゼロから開発に取り組んだ触媒は、数十グラムのサンプルから始まり、数百キロの納品へたどり着こうとしています。学生時代には想像できなかったスケールの研究を、どうにかしてやり遂げる――それが今の自分の挑戦です。

意外な配属から始まった挑戦

大学院では燃料電池用の触媒の研究をしていたため、初任配属は研究部門だろうと思っていました。ところが配属先は「製造部門」。正直意外でした。大学院時代の研究は「ゼロから新しいもの生み出す挑戦」でしたが、製造部門での仕事はそれとはまた違った挑戦が待っていました。生産スケジュールを組み、研究や営業、購買や物流など多くの部署と連携しながらお客様に届く製品を安定的に生産していきます。トラブルが起きた場合も他部門と連携しながら柔軟に対応します。扱う数量や金額が大きいだけに責任も大きい――入社直後から挑戦の連続でした。

面白い?と聞かれたら「大変です」

製造の仕事が「面白いか?」と問われると、簡単に「YES」とは言えません。通常の運転に加えて予期せぬトラブル対応やコスト削減テーマへの取り組みは正直、大変です。しかし、職場の人間関係が本当に良いと感じており、困っていれば先輩や仲間が自然に助けてくれる。会社の独身寮など生活面のサポートもありがたく、こうした支えがあって、がんばれていると思っています。

大学院では学べなかった、"ビジネスの条件"

大学院時代の研究では製造コストを意識することはほとんどありませんでしたが、会社での製造は「ビジネスとして成り立つか」が常に問われます。原料調達からライン企画、品質確認まで、一つの製品を出荷に導くには知識と判断の積み重ねが必要です。入社すぐから任され、必死に食らいついてきました。

先輩の姿は憧れ。夢は「仕事が楽しいと言える自分」

今の自分の強みは、周りに頼りながらもなんとかやりきるコミュニケーション力。尊敬する先輩たちのように、もっと知識と経験を積んで、自分の判断でスピーディに仕事を進められるようにと思っています。今の夢は、胸を張って「仕事が楽しい」と言える自分になることです。

研究職から営業職へ、思いがけない転機

入社後は研究・開発職としてケミカル触媒の研究・開発を担当していました。就職活動は、省エネルギー分野の広がりに可能性を感じ、地元・新潟で働けることも決め手の一つとしていましたが、3年目から川崎本社の営業部門へ異動に。研究から営業への転身は想定外でしたが、お客様の要望を受け止め、弊社製品の販売だけでなく、開発案件の窓口となって最初の相談から見積、契約、納品まで幅広く対応する日々が始まりました。研究・開発職でややスランプだったタイミングでもあり、環境が変わったことで、自分に合った舞台が見つかったと実感しています。

顧客との対話がつくる技術営業の醍醐味

営業の現場では、取引をするうえで、お客様の要望に沿って対応するのは勿論ですが、お客様が内に秘めている要望やニーズも少なくありません。そうした思いをどう引き出し、どのように応えるか、―簡単ではないからこそ学びがあります。先輩や上司のやり方を見習いながら、日々挑戦しています。
また、価格設定もただの数字合わせではありません。昨今の原燃材料の高騰や物価上昇といった、外部要因を踏まえつつ、お客様の予算と自社の利益のバランスをどこに置くのか。双方が納得できる落としどころを探り当てていく。その過程に、研究・開発職とは異なる奥深さとやりがいを感じています。

技術営業だから見える世の中や業界の動き

研究室での数十キロ単位の実験だけでなく、営業ではトンスケールのやり取りも日常的です。毎年更新される既存のお取引から、長期にわたる開発案件まで、どちらも欠かせない仕事。日本の化学業界は今まさに転換期にあり、化石燃料由来の原料から持続可能・脱炭素的な原料への置き換えや、より高付加価値な製品の開発が進んでいます。顧客との接点を通じて、世の中の動きや業界の変化を肌で感じられるのも技術営業職の魅力です。

夢は、トンスケールの受注を自らの手で

現在の夢は、自分の手でトンスケールの受注を成し遂げること。小さなサ ンプルの提案から始まり、スケールアップを重ねて最終的に工業化につなげられるよう、研究部門や製造部門等と協力しながら受注に向け進めていく――その一連の流れを経験することが営業の醍醐味です。尊敬する先輩の背中を追いながら、知識と経験を積み上げ、次のステップへ進んでいきたいと考えています。