仲間を知る(コーポレート系)

製品を生み出す現場の背後には、それを支える人としくみがあります。人事・総務・財務・情報システムといったコーポレート職は、会社の「仕組み」を動かす存在。人と組織、お金と情報などを整え、従業員が最大限に力を発揮できる環境をつくります。見えない部分で、会社の未来をかたちにしていく仕事です。

Interview





地元に戻って出会えた、自分らしい職場

北九州事業所がある北九州市若松区の出身で、幼いころから当社が開催する地域のイベントに参加していたこともあり、日揮触媒化成は身近な存在でした。大学卒業後は「地元で長く安心して働ける会社」を軸に就職活動を行い、待遇や安定性に魅力を感じたこと、そして顔と名前が自然に覚えられる規模感や温かな社風に惹かれて入社を決めました。 入社してからも、困ったときに必ず誰かが手を差し伸べてくれるその風土に⁨、「やっぱりいい会社だな」と実感しています。

総務・人事の幅広い仕事に取り組む日々

現在は北九州事業所で、総務、人事、広報業務を担当。出張をはじめとした各種申請書の受付・チェック、社内制度の事務局、来客対応といった日常業務に加え、派遣社員の職場見学や高卒採用業務にも携わっています。入社当初は電話応対も緊張の連続でしたが、3年目の今では社内の問い合わせにしっかり応えられるようになり、感謝の言葉をもらえるとやりがいを感じられるようになりました。上司が不在のときに一人で任される業務も増え、成長を実感しています。

地域に開かれた工場としての広報活動と

地域との関係づくりを目的とした広報活動にも力をいれています。地元イベント「若松みなと祭り(おしごとパーク)」や近隣の市民センターでは、子どもたち向けに化学実験講座を開催し、科学(化学)の面白さを伝える活動をしています。
当社の製品やロゴを日常生活で見かけることはほとんどありませんし、当社がどのような事業活動をしているか地域の方にも意外と知られていません。だからこそ、こういった機会を最大限活用し、地域の皆様に「日揮触媒化成とはこういう会社」ということを知っていただくことも重要な広報活動なのです。
その地道な活動が、将来の採用などに繋がると信じています。

人と人、人と会社をつなぐ架け橋になりたい

社内外からの問い合わせは多いですが、相手の質問の意図や背景を読み取り、適切な回答をして悩みや困りごとを解決することにやりがいを感じます。社内では「話しかけやすい」と言われることが多く、それが自分の強みだと思います。これからは、会社と地域、会社と学生、社員と社員――その間の"架け橋"のような存在になることを目指しています。

慎重に考えた就職先

学生時代から法務や会計を学び、簿記や統計検定などの資格を取得。就職活動では数字に関わる事務職を志望しました。最初にいただいた内定は、全く別の業界でしたが、環境や働き方を考えると自分に合わないのではないかと思い、改めて就職先を見直しました。そこから就職活動を再スタートし、業界研究を重ねる中で、化学メーカーの利益率の高さや唯一無二の強みを知ります。慎重に比較したうえで日揮触媒化成を就職先に決めたのは、条件面の安心感に加え、会社の規模感や雰囲気が自分に合うと感じたからでした。

念願の財務部門での仕事

入社後、念願だった財務部門に配属されました。最初は仕訳の作成や為替レート報告など、基礎的な業務からスタートし、現在は資金繰りや予算管理に関する資料の作成、会計監査対応などを担当しています。資金繰りや予算管理では、将来の見通しを立てる難しさを感じる一方で、数字を通じて事業全体を俯瞰できる資料を作成することに、大きなやりがいを感じています。こうした点に、財務業務の魅力があると実感しています。
製造業ならではの側面として、工場での棚卸しに参加すると、普段は数字でしか接していない製品が実物として目の前に現れ、ものづくりのスケール感を肌で感じることができます。財務は、経営判断を支える基盤であり、正確な数字を示すことで会社全体に貢献できるという使命感を持って取り組んでいます。

働きやすさと上司・先輩の支え

財務部の仕事は連携プレーで進みます。時期による忙しさの波はあるものの、自分に合った難易度の仕事に挑戦でき、最初は上司や先輩が、いわば補助輪をつけてくれているような感覚で支えてくれるので安心です。面接時から感じていた「話しやすさ」は入社後も変わらず、学生の頃はこう言われると「本当?」と思っていましたが(笑)、本当に働きやすい職場だと実感しています。

専門性を深め、経営に貢献したい

意外と思われるかもしれませんが、財務の仕事は数字を見るだけでなく、多くの人とかかわります。私は社内外の人と広く良好な関係を築くことが得意だと自負しており、経費精算や監査対応などでも躊躇なく軽やかにやりとりができます。現在の目標は、さらに専門性を深め、財務として経営判断に資する数字を意図をもって提示できる存在になることです。数字の見え方一つで会社のとらえ方が変わるからこそ、責任を持って数字を示し、経営に貢献できる財務の専門家として挑戦を続けていきたいです。

転職で変わった見える景色と働き方

新卒ではシステムベンダーに入社しました。大規模案件に携われる一方、多数のメンバーで分担して作業を進めるため、一部の工程にしか関われないもどかしさや長時間労働の負担を感じていました。この会社に転職してからは、企業内SEとしてプロジェクトの立ち上げから導入まで一貫して関わることができ、その過程に大きなやりがいを感じています。ワークライフバランスも大幅に改善されました。以前は顧客から依頼を受けて外部から支援する立場でしたが、今は自社の一員として内部からシステムを構築・運用する立場となり、同じシステム職でも見える景色や働き方が大きく変わったことを実感しています。

子育てと両立しながら取り組む大規模プロジェクト

昨年から産休・育休を取得し、今年復帰しました。現在は時短勤務を活用しながら、全社的なERPシステムのリプレイスに関わっています。受注から製造・出荷までをつなぐ、会社の中枢を担うプロジェクトで、複数年にわたって進行中です。復帰面談では「家庭を大切にしながら活躍してほしい」と仕事内容や働く環境に柔軟な配慮をいただき、今は自分のペースを保ちながら、大規模プロジェクトのメンバーとして仕事に取り組めています。

選んで手にした、心地よい職場

この会社に来て強く感じたのは「上司がしっかりと自分を見てくれている」ということです。評価面談では、自分から細かく伝えなくても、日々の取り組みをきちんと見てもらえているという安心感があります。社員一人ひとりに目が届きやすい規模の会社だからこそ、上司との距離も近く、努力をしっかり受け止めてもらえる環境があると感じています。前職ではなかなか得られなかった実感であり、転職で選んだ先に、自分に合った「心地よい職場」があったことが、今の満足感につながっています。

キャリアをしなやかに育む未来

産休前には、ワークフローシステムの導入プロジェクトに参加し、その中で私が提案したシステムが採用され、全社公開まで実現しました。
社内からの「日々の業務が快適になった!」という声は大きな励みとなり、プロジェクトメンバーとともに使いやすさを追求した取り組みに手応えを感じました。まだまだ学ぶことは多いですが、さまざまな立場の方と積極的にコミュニケーションを取り、意見を形にしていくことを心がけています。そうした姿勢が、少しずつ自分の強みになってきていると感じています。今後も各部門と連携しながら、チームの一員としてプロジェクトを前に進める力を磨いていきたいです。
ライフステージに応じて柔軟に働ける環境と自分に合った職場があるからこそ、自分らしいキャリアを築いていける――その実感が、次の挑戦への原動力になっています。